
計画的に進めていこう
ポイント1:まずは自分の気持ちをはっきりとさせること
地元転職を成功させたいのであれば、まずは自分の気持ちをはっきりとさせることです。「なんとなく地元で働きたい」「そろそろ地元に帰りたい」というあいまいな気持ちのまま転職してしまうと、「こんなはずじゃなかった」とあとで後悔してしまいかねません。「給料が下がっても地元で働きたい意思は変わらないか」「地元に帰りたいという強い気持ちがあるか」をもう一度、自分自身に問いかけてみましょう。地元転職のデメリットをひとつずつ自分に当てはめながら考えてみて、それでも地元に転職したいという意思が変わらないようであれば、転職しても後悔なく前向きに過ごすことができます。
ポイント2:実際に働くところが地元にあるか調べてみる
地元に転職する意思が固まったのであれば次は仕事探しです。地元に戻るきっかけは人それぞれですが、地元が田舎であればあるほどいくら日本全国どこでも働くことができる看護師とはいえ、勤務先は限られてきます。実際に働く場所があるか、その場所は自分の希望とどれくらいマッチしているのかを地元で暮らしている家族や友達に聞いて調べてみましょう。勢いで帰っても働く場所がなかった、という地元転職あるあるに乗ってしまわないよう、あらかじめしっかりと調べておくことが重要です。最近はインターネットでさまざまな情報を収集することができるので、家族や友人から教えてもらった職場について自分なりに情報を収集してみてもいいかもしれません。
ポイント3:働きながら転職活動もスタートさせる
地元での就業事情を調べたあとはいよいよ転職活動のスタートです。地元に転職する場合、ほとんどの人が働いている職場を辞めて地元に帰ったあとに仕事を探す、という方法をとっていますが、これはあまりおすすめできません。一旦仕事を辞めてから帰るということは無職の状態で仕事を探すことになります。無職でも失業保険があるから大丈夫!と考えている人もいるかもしれませんが、自分の都合で退職した場合、失業保険が給付されるのは3ヶ月後と退職から間が空いてしまい、無職で無収入のまま数ヶ月も過ごすことになります。無収入のままだと常に不安を抱えながら過ごすことになるため、それを避けるためにも仕事を続けながら転職活動を行った方がいいでしょう。
とはいえ、働きながらどうやって地元の転職活動を行えばいいのか疑問に思う人もいるかと思います。遠方にいるとすぐに動くことができないため難しいように思うかもしれませんが、よっぽど過疎化の進んでいる農村地域でない限り、ある程度の地方都市であれば求人もそれなりにありますし、無茶な条件を出さなければ求人を見つけ出すことはそう難しくありません。
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志望動機が非常に大切
地元転職を成功させるポイントは志望動機です。地元で働きたいとただ伝えるのではなく、なぜ地元を選んだのかを相手が納得できるように伝えることができれば採用の確率は大きくアップします。そのためには、地元に貢献したいという強い想いや帰りたいという素直な気持ちを相手ダイレクトに伝えることです。
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看護師が地元に転職する理由って?
看護師の地元転職は年々増加傾向にありますが、看護師の仕事はハードなため少しでもリラックスした環境で働きたい、育児と両立させるために親のいる地元に戻るため、などが増加した理由です。また、看護師は他の職種よりも求人が多く場所を問わずに働くことができるため、転職自体のハードルが低いこともその理由の一端です。